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 ファッション雑誌を買った。いつぶりかわからない。私難しいことはなにも知らない。正直言って私は馬鹿だとおもうんだ。馬鹿が一周回っちゃった感じだから、みんな、あたまいいねとか賢いとか繊細とか特別とか言ってくれるんだけど、みんなのほうがよほど賢いし特別だと思う正直、わたし、人間にランキングは存在すると思うの。今日すんごいわらっちゃったよ。ひさしぶりにこんなわくわくしてるよ。別になんでもどうでもいいから最初から、いちいちかくにんなんてしなくていいのにね。いまもちょっと笑ってる。ほんとうにほんとうに醜くてばかでだっさくてかわいいよね、たまらないきみのそういうところ。
 ひさしぶりに死んじゃいたいなぁって思った。負の感情というより、正の感情。いままで死んじゃいけないから生きてたんだけど、べつにまぁいいやみたいなかんじ。だっさ。だっさだっさ。今日も説明会選考。いちおう価値のあるらしい人間がわたしに価値があんのかどうかみてくる。みんなばかみたいに髪ひっつめて背筋伸ばしてうなずいてるの、そのなかからはいきみ価値ある最高じゃんってそれってランキングじゃん。ひとの命の重さは等価ではありません、だっさ。わたしの親は貧乏で、おかねない、からだいぶランキングしたのほうからのスタートでわたしまだそのまんま。お姉ちゃんたちはちがった。どんどんうえにあがっていった。だからみんな褒めるのそれ、ほんと、なにも見てないなにも見えてない見てくれないよ、わたしたちはきみたちのスキルや学歴より人を見るよって嘘だからぜんぶあれうそだよ。どうにもならないことなんて世界にいくらでもある。どうにかしたくてもがいても全く意味のないことだってたくさんある。しあわせになんてなれない。はじめから決まってる。あのさ、いつか幸せになれるって勘違いしてない?どうせなんとかなるって思ってない?ならないよ、ならない、むり。むりだけどさ、だけどさ、こうやってファッション雑誌買ったりさ、文章をつくったりさ、きみのこと考えたりさ、そういうのってわるくないとおもうの。ばかで醜くてだっさいけどさ、わるくはないとおもうよ。わたしは死んじゃうかもしれないけど、死なないかもしれないけど、ばかだから大丈夫だよ。